気候行動の推進者であり人道主義者のモハメド・ナシード (Mohamed Nasheed) が名誉あるグローバル・シチズン・アワード (Global Citizen Award) を受賞
/EIN News/ -- ロンドン発 , Nov. 28, 2024 (GLOBE NEWSWIRE) -- 先駆的な人権活動家であり気候行動の提唱者であり、モルディブの元大統領、現在は気候脆弱性フォーラム (Climate Vulnerable Forum) の事務局長を務めるモハメド・ナシード閣下 (The Hon. Mohamed Nasheed) が、2024年のグローバル・シチズン・アワードの受賞者に選ばれたことが発表された。 この毎年恒例の賞は、国際的居住・市民権の大手アドバイザリー会社であるヘンリー&パートナーズ (Henley & Partners) が、スイスの非営利人道団体であるアンダンファンデーション (Andan Foundation)と提携し贈呈するもので、世界規模で人権と気候レジリエンスを推進する同氏の影響力のあるリーダーシップを称えるものである。
この名誉ある賞は、国際社会の改善と支援に向けて並外れた勇気と献身を示した個人を表彰するもので、シンガポールで開催された第18回グローバル・シチズンシップ・カンファレンス (Global Citizenship Conference) の祝賀レセプションで授与された。同式典には、大統領、首相、その他の政府高官、一流の学者、一流の個人顧客アドバイザー、資産管理専門家が一堂に会した。
ナシード元大統領は、環境の持続可能性と人道的活動、特に脆弱な国々の気候レジリエンスの擁護に対する揺るぎない献身が認められ、グローバル・シチズン・アワードを受賞した。 モルディブ初の民主的に選出された大統領としての任期以来、同氏は地球規模の気候危機への取り組みに尽力してきた。 現在は、70ヵ国を代表する気候脆弱性フォーラムの事務局長として、幅広い擁護活動を主導している。 同氏は再生可能エネルギーを擁護し、モルディブおよび国際的に気候レジリエンスプロジェクトを主導してきた。 その取り組みは、気候変動の影響により最も危険にさらされている脆弱な国々を中心に、世界の気候政策を大きく形作り、世界中の人々の生活を向上させてきた。
ヘンリー&パートナーズの会長であり、アンダンファンデーションの創設者でもあるクリスチャン・H・ケ-リン博士 (Dr. Christian H. Kaelin) は、ナシード氏の受賞にふさわしい評価について次のように述べている。 「ナシード元大統領の人道的活動と脆弱なコミュニティに対する気候変動対策への献身は、本当に並外れたものです。 地球と最も危険にさらされている人々の揺るぎない擁護者として、彼は世界中で気候レジリエンスと社会的平等を求める緊急の呼びかけを高めてきました。 同氏は、分断を橋渡しし、最も脆弱な人々のために持続可能な未来を擁護する、グローバル市民の精神を体現しています。 私たちは、そのビジョンが国境や世代を超えて共鳴するリーダーを表彰できることを光栄に思います」。
グローバル・シチズン・アワードの選考プロセスは、グローバル・シチズン・アワード委員会の多数決に基づいて行われる。 賞自体は、イタリアを代表するアーティスト、アントニオ・ノセラ(Antonio Nocera) がデザインした特注の彫刻メダル、グローバル・シチズン・アワード委員会の委員長のサイン入り賞状、および賞金2万米ドル (約260万円) で構成され、受賞者の人道的活動の支援に充てられる。 また、ヘンリー&パートナーズは、受賞者と1年間密接に連携し、受賞者の活動に対する認知度を高め、世界で60を超える事務所のネットワークを通じて支援することを約束する。
グローバル・シチズン・アワードは、創設以来、多くの卓越した個人を表彰してきた。 最初の受賞者は、難民人道支援プロジェクトシー・ウォッチ (Sea-Watch) を立ち上げたドイツの起業家ハラルド・ヘップナー氏 (Harald Höppner) である。 これまでの受賞者には、アフリカ最大の災害救助団体、ギフト・オブ・ザ・ギバーズ・ファンデーション (Gift of the Givers Foundation) の創設者であるイムティアズ・スーリマン博士 (Dr. Imtiaz Sooliman) と、世界で11億とも言われる法的身分を証明できない人々に希望をもたらすことを目指しているデジタル身分証明プロジェクト、ザ・ヒューマナイズド・インターネット (The Humanized Internet) の共同創設者であるモニーク・モロー氏 (Monique Morrow) がいる。 パシフィック・リンクス財団 (Pacific Links Foundation) の共同設立者兼理事長であるディエップ・ブオン氏 (Diep Vuong) は、東南アジアでの人身売買によって奴隷にされている人々の権利を求めるキャンペーン活動が評価され、またパドレイグ・オマリー教授 (Prof. Dr. Padraig O’Malley) は、イラク、北アイルランド、南アフリカでの紛争解決と和解に関する活動が評価され、グローバル・シチズン・アワードを受賞した。 昨年の受賞者は、人道主義者、慈善家であり、孤児や恵まれない子供たちのためのフューチャー・プロウエス (Future Prowess) 財団スクールの創設者でもある ザンナ・ブカール・ムスタファ (Zannah Bukar Mustaphaである。同氏は、2014年4月にナイジェリアでイスラム反乱軍ボコ・ハラムに誘拐されたチボクの女子生徒100人以上の解放を仲介し、国際的な#BringBackOurGirlsキャンペーンのきっかけを作った。
ナシード元大統領は、ヘンリー&パートナーズとアンダンファンデーションに自身の功績を認められたことを感謝し、以下のように述べた。「この賞を受け取ることができて大変光栄です。この賞は、気候危機に対処し、最も危険にさらされている人々を守るという私たちの共同の取り組みを強調するものです。 真の変化は団結から始まり、私たちが共有する人間性は、一緒になって私たちの未来を形作る課題を克服することができます」。
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